ここは沖縄、
柿の木をほぼ見かけません。
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これまで、
安価で身近な自然素材で染色実験を試みていました。が、
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(・・; 失敗を重ねるうち;
予算問題が近づいて来ました;
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安価で身近な春の素材ではないのですが、この度は秋ウコンや柿渋塗料を追加する事にしました。
ターナー色彩 無臭柿渋 500ml ES500W22
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1,131〜3,200円
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むかし北国では、
柿渋を袋や紐・網・紙などに塗り、防水性や防腐・抗菌性を高めており。また柿渋は布や紐を丈夫にする作用がある事から、化学繊維が普及される前までは人々の暮らしに身近な素材であったといいます。
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柿渋は「染料」というよりも『顔料』や『塗料』に近い物で日光堅牢度が高い。← むしろ日光による発色 → 経年変色を楽しむ素材として、昨今は秘かなブームを呼んでいるようです。
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沖縄のホームセンターでは柿渋の取り扱い店は少なく、あっても塗料コーナーの片隅に置かれている物です。
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これまで使用していた紅芋粉 (アントシアニン) や ウコン粉 (クルクミン) は日光堅牢度が弱い色素なので 日光による発色 → 経年変色を楽しむ柿渋を使用する実験をする事にしました。
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この度は、
春ウコンと秋ウコン・豆乳・ターナーの柿渋塗料・田中直染料店の柿渋液と柿渋糊など。使用する事にしました。
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柿渋は水溶性 ウコンは脂溶性の色素で、
ウコンは雨 (水) には溶けないけど油や日光に溶ける 柿渋は日光には溶けないけど雨 (水) には溶ける。関係にあるようです。
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水溶性の柿渋を雨 (水) に溶けにく様にするには、燻す蒸す行程や何度も塗り重ね手入れをすると。柿渋で傘や漁網などにも可能といいます。
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柿渋は染料のような塗料で 水溶性だけど一時的に不溶性の性質を持っているようです。
*手入れがSet?
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− 染料と顔料と塗料 −
染料は水溶性の着色剤、
顔料は不溶性の着色剤、
塗料は顔料に樹脂を混ぜた着色剤。
↓↑
「染料」は骨 (裏面) まで染みる、
『顔料』は顔 (表面) に定着する。
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詳しくは解りませんが、
顔料は染料のように繊維に染着しないので、バインダー (糊剤 / 膠着剤) を用いて繊維に定着させているようです。
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柿渋にはタンニンのほか、ペクチンと呼ばれる成分が含まれており。そのペクチンがゼリー状に固まると「ゲル化剤・増粘剤」の役割をするので、柿渋は水溶性なので雨 (水) に溶ける性質を持つけど、柿渋に含まれるタンニンとペクチンは水に溶けるのを遅らせる作用があると思います。
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タンニンが固まると薄い皮膜を作り、ペクチンもゼリー状に固まる性質を持つので その皮膜とゼリーが防水作用に結び付く事も考えられます。
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… という事で →
この度は日光に強い柿渋と雨 (水) に強いウコンを組合せて、お店のカンバンを作る事にしました。
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昨今はナビで来店お客様が多いので、カンバンはいらないと思っていたのですが、時おり「お店はドコにありますか?」問合せも耳にします。
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「春ウコンとクエン酸・春ウコンと重曹」『秋ウコンとクエン酸・秋ウコンと重曹』4色の文様にしていました。
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(・・; やはり;
全体的に柿渋を塗ると; 文様が見えにくなってしまいますので、今度は白っぽいワサビ粉で文様の下地着色をする事にしました。
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柿渋の仕上げには燻したり蒸したりすると雨 (水) に強くなるようですが、この度は染料店で購入した「柿渋固着剤」で仕上げました。← 柿渋固着剤はニス?ような透明な液体で保護膜の役割をしているように思います。
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いちおう;自然食品で作ったカンバンは完成したのですが;ある問題が発生していました;
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