九州や沖縄では、
マンジェリコンと呼ばれる2種類のハーブが見られます。
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(・・? けれども?
大小2つ マンジェリコン は マンジェリコンではない と云われています。
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マンジェリコンは、
ブラジル語のバジル (Manjericão) を意味し ⇔ ブラジルでは大きなマンジェリコンはポルドまたはボルド ⇔ 小さいマンジェリコンはポルドジンユと呼んでいるようです。
✽ジンユ (←小さい)
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沖縄のマンジェリコン (←ポルド) はマンジェリコン (←バジル) ではなく、ブラジル移民者のウチナーンチュが沖縄に普及させており。誤称で伝来したのかもしれません。
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(・・? ところで?
小さいポルドはアフリカ原産、
大きなポルドはインド原産に。
大小ポルドの原産地はインドとアフリカ?
との事が少し気になりました。
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もしかすると?
誤称・マンジェリコン (正称・ポルド) の語源は15世紀のポルトガル船や香辛料貿易を由来としているのか?思えて来ました。
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15世紀はトルコのオスマン帝国が東ローマ帝国を滅ぼしてその首都であったコンスタンティノープル(後のイスタンブール)を征服し、この都市を自らの首都とした。時代。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%B8%9D%E5%9B%BD
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15世紀の前半、
E欧では肉食が流行するも ⇔ 当時は冷蔵庫が無く 肉の保存法や調味法に『香辛料』を求めて → インドや東南アジアに香辛料貿易をした時代。
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15世紀の半ば、
トルコのオスマン帝国が地中海東岸を占領し、E欧船の東方貿易を制圧 → 香辛料も価格高騰するようになると 西欧の船員たちは、その他の航路を模索するようになる。
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1487年、
西欧のポルトガル人・ディアスは嵐に流されアフリカ大陸南端に漂着 ディアスはその岬を「嵐の岬」と名付けたが ⇔ その報告を受けたジョアン2世は、新たなインド航路への希望と喜びを求めて「希望峰」→『喜望峰』に命名 とも云われています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%9C%E6%9C%9B%E5%B3%B0
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1498年、
バスコ・ダ・ガマ船団によつて喜望峰 (アフリカ) 経由のインド航路が開拓。後ほど 西欧のポルトガル人やスペイン人は、航海術を用いてブラジル → 南米大陸にも進出して行きます。
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スパイスとハーブは冷蔵庫に替わる保存法に用いられていた歴史があり。そうした保存法は長期航海を行う船員たちにも重宝されていたので。インド原産のポルド (ハーブ類) やアフリカ原産のポルドジンユ (ハーブ類) もポルトガル人がブラジルに普及させたのかもしれません。
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(・・? そして?
時代はダイブ飛ぶけど ブラジルから沖縄に伝来した誤称・マンジェリコン (正称・ポルド) の語源は15世紀のポルトガル船や香辛料貿易を由来としているのか? というお話です。
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15世紀のE欧船の船員たちは、
原因不明の壊血病や脚気 (カッケ) を患い亡くなる人が多くおり。壊血病や脚気は『航海病』とも呼ばれていたようです。
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日本でも近代化を目指す時代に原因不明の脚気を患い亡くなる人が多くおり。国民病とも呼ばれ、その原因を知るは相当な年月を必要としていたと云われています。
https://www.maff.go.jp/j/meiji150/eiyo/01.html
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… 後の18世紀ころ →
壊血病はビタミンC不足、
脚気はビタミンB1不足から発生する病と知られるようになり。 日本では玄米を精製した高級な白米が普及した時代に脚気 (カッケ) が流行していたようです。
↓↑
玄米にはビタミンB1が含まれているけど ⇄ 精製した白米にはビタミンB1が含まれていなかった。といいます。
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内容も飛んでいますが、
ビタミンCの化学名を「L-アスコルビン酸」といい、
壊血病 (scorbutic) に ⇔ 抗 (anti) う
酸 (acid) → ascorbin 酸?
という風な語源になっているようです。
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/011800016/?ST=m_news
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古代エジプトでも、
シナモンや胡椒といったスパイスを『ミイラの保存法』に用い事を知られてけど、スパイスはE欧の気候では難育環境ため、東方貿易が求められていた。
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その一方で、
マンジェリコンを含む『ハーブ類』の語源は南欧語のHerba (草 / ヘルバ) を由来するほど、ハーブというとE欧を連想する人も思います。
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ハーブ (herb) とは?
明確な定義はないが、一般的にはヨーロッパで伝統的に薬草や料理、香料、保存料、防虫など。香りに鎮静・興奮などの作用がある有用植物で、緑の葉を持つ草、茎のやわらかい植物などを指す。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%96
↓↑
ハーブはラテン語の Herba (草 / ヘルバ) を語源 特定の植物名ではなく、薬効や防虫・防腐・香味成分・など。心身に影響をもたらす効果のある柔らかい草の総称。
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動物のように歩けない植物は、
鳥や昆虫・紫外線・自然ストレスから身を守るため、抗酸化作用や抗炎症作用・防虫対策を備えている植物も多く、紀元前もの大昔から民間療法やアロマテラピー等に使用された歴史もあるようです。
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酸化+糖化 ≒ 老化 (AGEs) と云われ。
もともとハーブやスパイスには抗酸化作用や抗糖化作用を持つ植物が多く、体内に蓄積されたAGEsを分解して体外に排出する働きを持つ物もあるようです。
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またまた
レモンや梅干しに含まれるクエン酸にも疲労物質を分解したり キレート作用によつて老化 (AGEs) 物質を体外に排出する作用があるとも云われています。
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誤称・マンジェリコン (←ポルド) も 正称・マンジェリコン (←バジル) と同じハーブ類なので 似たような抗酸化作用や抗糖化作用があるかもしれません。
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