おもしろ実験 その3

ある日、

Tシャツ染の色素定着剤として、錆びた鉄釘と米酢で鉄媒染 (色素の定着剤) をしていました。

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そのとき、
自分の手指も鉄媒染 (色素の定着剤) で染まってしまいました。
石けんで3回洗っても、カニたわし や 軽石で擦っても落ちませんでした。
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江戸時代には、
結婚した人が鉄媒染鉄漿 (お歯黒) をしていたようですが ⇔ 未婚の自分が鉄漿 (お手黒) 生活という後悔の日々を送っていました。
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ある日、
クエン酸で手指を擦ると!? 手指に染まった鉄媒染の色素が落ちました。
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クエン酸は石けんとは異なり、手もフニャフニャ ← 柔軟作用もあるように思いました。
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ダンプカー―…ご迷惑をおかけします―…ご迷惑をおかけします工事中
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詳しくは解りませんが、
クエン酸はレモンや梅干し・シークヮーサー (柑橘類) などに含まれている成分で、キレート作用という金属イオン『吸収』して「排出」する作用があり、水銀中毒などの治療にも用いられているようです。
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その昔、
クエン酸を含むシークヮーサー (柑橘類) 芭蕉布の洗濯が行われ、柔軟作用や微量な漂白作用 → シミ落とし に用いられていた事を思い出しました。
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今日の染色剤では、ハイドロと呼ばれる還元剤 / 漂白剤で色素の還元や脱色が行われていますが、昔はハイドロの役割としてクエン酸類が使用されていたように思います。
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ハイドロのような還元 / 脱色作用にはおよばない物の てんびん座 クエン酸を用いた染色失敗作の還元 / 脱色作用を試みて見ました。
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ー↓─━ドア─扉─ドア━─↓ー
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ある日、
無印店で染色用に木綿のTシャツを購入しました。
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消石灰に水を加えて、その上澄み液でTシャツの精練を行います。
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予め消石灰の上澄み液で精練 (石灰媒染) すると色素との染着がよくなるようです。
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色素の定着力が強いと云われる春ウコンとタンニンを多く含むコーヒーと緑茶を染色する事にしました。
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春ウコンとコーヒーと緑茶に豆乳ヨーグルトとゼラチンを混ぜ → 湯煎します。
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豆乳ヨーグルトは豆汁下地を兼ね てんびん座 ゼラチンは滲み止めの膠 (ニカワ) の代用になるかもしれない? と思い。お試し。
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ゼラチンが多いと塗りにくく ⇔ 水分が多いと滲みやすくなるように思いました。
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(・・; 滲んでしまいました;
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乾燥させて染料を固着。
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今度は緑茶エキスで染色しました。
緑茶エキスは緑茶と豆乳ヨーグルト・ミョウバン (アルミニウム) 水で作っています。
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濡れている↑
   ー
乾いている↓
緑茶エキスで染色したTシャツをアルミ媒染と鉄媒染と石灰媒染で色素の定着をしたのですが、ムラ染めになってしまったので、クエン酸で『漂白 / 脱色』する事にしました。
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ー↓─━ドア─扉─ドア━─↓ー
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クエン酸と春ウコンとゼラチンを豆乳ヨーグルトでときて、もう一度染色を行います。
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緑茶エキスの中にもクエン酸を追加しました。
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どうやら? 布染め は染液に浸している時のシワがムラ染め の原因になっているようなので、この度は染液に30秒浸して3分空気酸化 自転車 8Set 繰り返して見ました。
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↑重ね染め3回め
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↑重ね染め6回め
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↑重ね染め8回め
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緑茶エキスで8回重ね染めしたTシャツをクエン酸水に浸して、しばらく空気酸化。その後は、お湯でゼラチンを溶かして洗濯して見ました。
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「クエン酸』には金属イオンを「吸収」して『排出』するキレート作用があるように思います。
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竹。。
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